縮んだ船体布

今年の6月に修理を依頼したカヤックだが、すったもんだあった末にやっと手元に戻ってきた。フレームを繋ぐショックコードを交換してもらって、久しぶりに組み立てたフォールディングカヤックのK1。予想はしていたが、船体布が縮んでしまい組み立てるのに悪戦苦闘した。最近ずいぶん寒くなってきたのも影響しているかもしれないが、夏のくそ暑い時にこの組み立て作業は拷問に等しく、K1に乗って遊ぶのは秋になるまで待っていたのだ。一時間近くかかってとりあえず完成したのだが、縮んだ船体布に定位置までテンションを掛けられなかった。

 空荷のK1は浮きすぎて強風に煽られフラフラするので、ラダーを下ろして漕いでみる。安定してとてもコントロールしやすい。流石に本物の遠征艇である。いつの日か、こいつに大量の荷物を積んで長旅してみたいものだ。この日は一時間ほど浮かべて、カヤックはバラさずに弛めのテンションのままにしておく。

 そして2日後、正規の位置までテンションを張り直し、さらに3日間カヤックをカートップしたまま船体布を伸ばしておいた。仕事帰りにまたちょっと漕いでみて、翌日にメンテナンスしながらカヤックをバラしてザックに収納した。これでいつでもスタンバイOKだ。しかし、まとまった休みが取れるかが問題だな。
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