静かな雪の湖畔

東京都心に雪が積もった。街は大混乱だ。その日たまたま東京出張に来ていて、帰りに渋滞にはまり疲れ果てて帰阪。だが、ぐっすり寝れて翌朝は早く起き、元気に出掛ける用意を。ドタバタとあわただしく装備を詰め込んだザックを背負って、真冬なのに大汗かきながら駅まで歩いて行く。

 朝6時過ぎの電車に乗って向かった先は奥琵琶湖。長浜駅で降りてコンビニで食料と水を買い、雪のたんまり積もった長浜城へ。歩道はちゃんと除雪されていて、本当に助かる。公園に入ってすぐの屋根付きの東屋なら、カヤックの組立てもどうにかできそうだ。水辺まで歩いて見に行ってみると、日当たりの良いそこだけ雪がとけている。ラッキーだ。防水袋に入れた荷物を組立てたカヤックに詰め込んで出発。

 予報よりも風が吹き漕ぎ難いが、どうにか姉川の河口まできて10分間の小休止。今日はバッグパックツーリング。軽量志向でラダーレスのカフナしたけどミスったかな?とりあえず岸沿いを北へ向かう。しばらくして風が止んだ好機に、葛籠尾崎に渡った。

 漁船が網を仕掛けをしていたので、邪魔にならないように離れた岸に上がった。ここは舟でしか来れない場所だが、意外と雪は少ない。

 
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 お昼はコンビニおにぎりにチョコレートと、チタンマグカップで掬った雪をストーブで溶かして食事後のホットコーヒー。

 葛籠尾崎を廻り込み、雪の海津大崎へ。ゴール地点にしたマキノが一番雪が積もっていたのが意外だった。雪上のカヤックは橇のように滑ってくれて、荷物とカヤックの運び出しが案外ラクだった。