カフナの皮にビッグの骨

カフナの船体布を某オークションで入手した。コーモラント220cmの4分割パドル付きで、私としてはお買い得感があり、けっこう満足している。しかし妻から｢またくだらない物を買って｣と嫌味を言われたりしたのだが……。まぁカフナとビッグカフナをもっているので、予備の船体布にちょうどいいだろう。もう製造していない貴重なパーツなんだと説明したが、まったくくだらない物を収集するダメ男、という妻からの評価は微塵も変わらないようだ。

　それはさておき、思いついたことを試してみた。カフナの船体布にビッグカフナのフレームを入れてカヤックを組立てみると、問題なく組立てることができた。どちらもコックピットがFRPコーミングを嵌め込むタイプで、ビッグカフナの大きいFRPコーミングだとデカすぎて嵌まらなかったが、船体布に合わせて普通サイズのカフナのコーミングならうまいこと嵌まった。シートの背もたれとコーミングがちょうどツライチになり、通常のカフナよりもシートが後ろになってコックピットの縦方向の長さが長くなるから乗り降りもしやすい。空間が広くなり、シートに座った時の快適性もアップ。それでいてコックピットの横幅は通常のカフナと同じだから、ビッグカフナの幅広コックピットよりもリーンがかけ易くて操作性も良くなったように感じる。思わぬ発見だった。